甲状腺疾患

THYROTOXIC STORM

概要

甲状腺は、首の前面の下部にある内分泌腺 「内分泌について」参照 です。
形はH状もしくはU状(蝶が羽を広げた形)をしており、成人の正常な重さは15~20g程度です。甲状腺ホルモンの合成・分泌を行い、生命を維持するために非常に重要な役割を果たします。ホルモンは各臓器や組織からの情報を伝える物質であり、甲状腺ホルモンは胎児や小児の成長や発達に関わり、成人では新陳代謝などに関与します。
また頭部には下垂体と呼ばれる内分泌腺があり、甲状腺ホルモンを含む複数のホルモンの働きを調整する役割を担います。
甲状腺機能異常では、これらのホルモンバランスが崩れることで様々な体調不良が引き起こされます。

甲状腺の位置関係(簡易図)

内分泌について

内分泌系は、体内でホルモンと呼ばれる物質を作り出す器官や組織の総称です。
ホルモンは身体の中でさまざまな働きを調節しています。

内分泌系の器官はホルモンを作り出し、それを血液やリンパ液を通じて体内の各部位へ運びます。ホルモンは特定の目的地である細胞や組織に到達し、受容体(シグナルを受け取る構造)を介して特定の反応を引き起こします。たとえば、甲状腺ホルモンは代謝を調整し、インスリンは血糖値を制御するなど、さまざまな役割を果たしています。

具体的な内分泌腺を挙げると、視床下部、下垂体、甲状腺、副甲状腺、副腎、膵臓、卵巣、精巣などがあります。これらの器官は、相互に連携しながらホルモンの分泌を調節しています。ホルモンは多すぎても少なすぎてもバランスがとれず、内分泌系の異常はさまざまな症状や不調を引き起こします。
ホルモンの異常がないかを精査し、病態ごとに治療をすすめていきます。

診療方針

当クリニックでは日本内分泌学会、日本甲状腺学会の診療指針やガイドライン(診断基準の最新版は甲状腺疾患診療ガイドライン2021)に準拠します。
高血圧や糖尿病、脂質異常症に加え循環器疾患を合併する患者さんも多いため、個々の病態に応じて包括的な治療を進めて参ります。

当クリニックでの甲状腺診療および診療案内の内容に関してご留意いただきたいこと

当クリニックでは甲状腺及びその関連疾患の診療を行います。
個々の疾患について下段に明記しますが、バセドウ病の放射性ヨウ素内用療法(アイソトープ治療)、手術療法は行っておりません。
甲状腺超音波(エコー)検査は当院で検査可能です。

機能別に見た甲状腺疾患

診療案内

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