当院の検査機器
血液検査なども一般的・標準的な検査は迅速測定にて採血後25分〜1時間程度(検査内容によります)で結果が出ます。
心臓病、糖尿病や脂質異常症、甲状腺や副腎疾患など内分泌疾患にて検査が必要な病気に対して詳細かつ迅速な検査を行うことで、リアルタイムなデータに基づいて診断と治療方針の決定が受診該当日に可能です。
※当院では、「健康診断」は行っておりません。
※当院では、「検査のみの受診」は行っておらず、医師の診察と判断のもと必要な検査をご案内しております。
血液・尿検査
2024年2月現在
- 即日検査可能、25分〜1時間程度(検査内容によります)で結果がでます。
- 生化学自動分析装置 BIOLIS30i
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ビオリス30iは血液や尿をなどの体液成分を検体として、蛋白、脂質、酵素、電解質などを測定する装置です。一般的な生化学項目だけではなく、免疫血清、凝固検査の一部の項目など幅広い分野の測定が可能です。HbA1cの測定では自動前処理機能を搭載し、検査効率の向上に貢献します。
項目 血液
生化学
LD(LDH) AST(GOT) ALT(GPT) ALP γ-GPT CK(CPK) 尿素窒素(BUN) シスタチンC クレアチニン(Cr) アミラーゼ(AMY) 尿酸(UA) 中性脂肪(TG) 総コレステロール(T-CHO) HDL-C LDL-C 総タンパク(TP) ALB リン(IP) カルシウム(Ca) 亜鉛(Zn) 血糖 総ビリルビンT-BIL 直接ビリルビンD-BIL > 電解質 ナトリウム(Na) カリウム(K) クロール(CL) マグネシウム(Mg) 尿中生化学検査 尿蛋白定量 尿中微量アルブミン - 全自動化学発光酵素免疫測定装置 AIA-CL1200
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AIA-CL1200は、化学発光酵素免疫測定法を原理とし、各疾患のホルモンなど、迅速・高感度な測定が可能です。採血後25分〜1時間で結果がでるため、迅速な診断に繋げることができます。
項目 甲状線 TSH FT3 FT4 サイログロブリン 抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体(TPOAb) 抗サイログロブリン抗体(TgAb) TRAb 心疾患 BNP トロポニンI(cTnl) 項目 感染症 B型肝炎抗原(HBsAg) C型肝炎抗体(HCVAb) 糖尿病 インスリン C-ペプチド その他 コルチゾール ACTH フェリチン Dダイマー KL-6 PSA - 東ソー自動グリコヘモグロビン分析計(HLC-723GR01)
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迅速測定と主要な異常ヘモグロビンの検出を両立した2種類の分析モードを搭載。
高分離HPLC法による高精度のHbA1c測定が可能です。項目 糖尿病 HbA1c - GASTAT-Pro
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高精度でありながら、1測定当たり、採血後最短135秒で結果がでます。
測定項目 血液ガス pH pCO2 pO2 cNa+ cK+ cC- cCa2+ Hct - 多項目自動血球分析装置 Sysmex XN-330
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貧血や炎症、白血病などの血液疾患の指標となる赤血球、白血球、血小板等の大きさや数の分析、および白血球形態分析(好中球、リンパ球、好塩基球などを分類し、その比率を算出)を行っています。
項目 測定 赤血球数(RBC) ヘモグロビン濃度(Hgb) ヘマトクリット値(Hct) 血小板数(PLT) 白血球数(WBC)
好中球(NEUT)
リンパ球(LYMPH)
単球(MONO)
好酸球(EO)
好塩基球(BASO)
項目 演算 平均赤血球容積(MCV) 平均ヘモグロビン量(MCH) 平均ヘモグロビン濃度(MCHC) - 自動血球計数装置 ミクロスエミ LC-710
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血液量18μL、測定時間4分で感染症、炎症の早期発見に有用。血液中に存在する赤血球、白血球、および血小板の絶対 数の測定、赤血球指数の計算、および白血球 3 分類の計数を行います。
項目 測定 白血球数(WBC) 赤血球数(RBC) ヘモグロビン濃度(Hgb) ヘマトクリット値(Hct) 血小板数(PLT) リンパ球数(LYM) 単核細胞数(MON) 顆粒球数(GRA) 項目 演算 平均赤血球容積(MCV) 平均ヘモグロビン量(MCH) 平均ヘモグロビン濃度(MCHC) - 血液凝固分析装置 Coagu Chek XS system
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コアグチェックXSsystemは血液をわずか8µL以上試薬に点着するのみで血液凝固能が測定できます。これまでは中央検査室を持つ病院での検査に頼ってきた領域ですが、コアグチェック XSsystemにより、クリニックなどでも検査が可能。約1分間で測定結果が出るため、抗凝固薬ワーファリンの的確な用量調整が可能です。
項目 PT-INR - 尿自動分析装置 US-1200 AUTOMATED URINE ANALYZER
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独自の画像解析システムを搭載し、測定の精度・解析能力が向上。高速処理と充実した検査項目により、尿検査を幅広くサポートします。
項目 尿定性 ブドウ糖 潜血 ウロビリノーゲン ビリルビン pH 亜硝酸塩 ケトン体 蛋白質 白血球 比重
画像検査
レントゲン装置
高画質デジタル撮影装置で撮影後、院内LANでデータを送りワークステーションで高速処理。撮影後数秒で診察室のモニターに高画質レントゲン画像が表示されます。
- RADREX(キヤノンメディカルシステムズ)
- FPDシステム CALNEO Smart S47(富士フイルム)
- 画像診断ワークステーション SPINE-2(富士フイルム)
AI診断支援システム
AI診断システムにより胸部レントゲン画像における包括的な読影支援を実施。
がんや肺炎を疑わせる肺結節・浸潤影などの異常陰影を検出する機能に加え、5つの自動計測(胸腔内の空気含有面積・肋骨横隔膜角・心胸郭比・縦隔幅・大動脈弓径を自動計測)も実施。
医師のより正確な画像診断による診療をサポートすることが可能。
レントゲン撮影後数分以内に自動で結果を提示。
超音波診断装置(心臓 / 血管・甲状腺)
【心臓専用機器:VIVID S60N ULTRA EDITION(GEヘルスケア)】
循環器疾患専用の最新の超音波診断装置です。(2024年3月時点)
描出が困難な心臓の超音波画像をクリアに描出することができます。
またAIを用いて心臓の壁運動の解析が可能です。



【血管・甲状腺専用機器:LOGIQP9(GEヘルスケア)】
血流の観察において、血管の走行や速度に関わらず高精細な血流表示が可能。
さらに、低流速・血流など微細な血流情報の観察に有用な「HDC」モードにより、
疾患の早期診断をサポート。
甲状腺やプラークなどの形態情報の正確な把握を可能とします。
生理検査機器
心電計付き血圧脈波(PWV/ABI)検査装置
通常の12誘導心電図に加え下肢末梢動脈疾患(PAD)のスクリーニングに非常に有用なABIを一台の機器で行えます。結果は瞬時に診察室のモニターに表示され、説明後にプリントすることで結果を診察時にお渡しできます。
- VS-2000(フクダ電子)
ホルター心電図
動悸や胸痛など発作性の症状に対して心電図を24時間連続記録し、不整脈や狭心症の診断に有用です。有機ELディスプレイ付ホルタ記録器で、防水機能により入浴中も含めた24時間すべての日常生活を記録できます。24時間記録後、院内の解析装置でその日のうちに結果説明が可能です。
- FM-960(フクダ電子)
呼吸機能検査
喘息発作による気道閉塞を診断できる機器です。気管支拡張薬の吸入前後での気道可逆性試験も可能です。
当院では生理検査技師による正確な測定を行っております。検査結果は、院内ネットワークを介して直ちに送られ、診察室で閲覧可能です。
- SP-390Rhino(フクダ電子)
一酸化炭素ガス分析装置
呼気中の一酸化炭素(CO)濃度を測定する機器です。1日に吸うタバコの本数と呼気中CO濃度は相関します。禁煙を始めると呼気一酸化濃度は低下します。継続的に測定することで、自分自身でタバコの影響が低くなってきたことが客観的に実感できるため、禁煙継続の動機づけに効果的です。
•携帯性に優れた質量わずか約160g
•小型・軽量・スタイリッシュなデザインで場所を選ばず使用可能
- マイクロCOモニター(フクダ電子)
睡眠評価装置パルスリープ
睡眠中の呼吸を24時間連続記録し、睡眠時無呼吸症候群の診断に有用な機器です。
・1.77インチのカラーLCDを搭載・記録中/センサ装置状況を示すインジケータLED
・73gと軽量になっております。
- LS-140(フクダ電子)
その他 医療機器
自動身長計付体重体組成計
身長、体重、体組成の自動同時測定による正確・スピーディー(約10秒で測定)な計測が可能です。
- DC-270A(タニタ)
[測定・出力項目]体重、身長、BMI、体脂肪率、脂肪量、除脂肪量、体水分量、体水分率、基礎代謝量、標準体重、筋肉量、肥満度、推定骨量、内臓脂肪
下記のページで当院の検査実績の一部をご紹介しております。
尿素窒素(BUN)
基準値 8〜20mg/㎗
腎臓の機能を評価する指標の一つです。
脱水や腎臓の血流低下による腎臓への影響などを評価するために用いられます。
クレアチニン(Cr)
基準値 男性:0.65〜1.07mg/㎗、 女性:0.46〜0.79mg/㎗
クレアチニンは、eGFRの算出に用いて腎臓の状態を評価します
。
クレアチニンは筋肉から生成され、食べ物の影響を受けず、腎臓で排泄される老廃物です。
腎臓の働きが弱ると血液中にたまりやすくなります。
eGFR(推算糸球体濾過量)
基準値 60以上㎖/min/1.73㎥
現在、腎臓の状態評価に用いられる世界標準の指標で、慢性腎臓病(CKD)の重症度評価を行います。
年齢、性別、クレアチニン値から算出されます。
eGFR値による慢性腎臓病(CKD)のステージ
G1:正常(eGFR ≥ 90 mL/min/1.73m²)
G2:ほぼ正常(60–89 mL/min/1.73m²)
G3a:軽度低下(45–59 mL/min/1.73m²)
G3b:中等度低下(30–44 mL/min/1.73m²)
G4:重度低下(15–29 mL/min/1.73m²)
G5:末期腎不全(eGFR < 15 mL/min/1.73m²)
AST(GOT)
基準値: 13〜30U/ℓ
ALT(GPT)
基準値: 10〜42U/ℓ
ASTとALTは、肝細胞が障害されると血中に放出される酵素であり、肝機能評価において重要な指標です。一般的に「肝細胞障害型」のパターンをとる場合にはASTとALTがともに高値を示しますが、その上昇度合いや比率によって、ある程度肝障害の原因を推測する手がかりになります。ただし、ASTとALTだけでは決定的な診断は難しく、他の検査所見や臨床症状と総合的に評価する必要があります。
γGTP
基準値: 13〜63U/ℓ
肝臓や胆道に多く含まれる酵素で、アルコールの影響や胆汁の流れ(胆道)の異常を調べる 指標になります。特にお酒の飲みすぎや胆道障害(胆汁の流れが悪い状態) で上昇します。
ABI
ABI検査は、足と腕の血圧を比べるだけですむ、簡便でとても有用な検査です。
検査対象は、高血圧症・脂質異常症・糖尿病、あるいは心筋梗塞・脳卒中・狭心症など心血管疾患の既往をもつハイリスク患者さんで、ガイドライン上も 年1回〜2年に1回 の定期測定が推奨されています。
【 ABI検査でわかること】
・足の血管のつまり(末梢動脈疾患:PAD)
・動脈硬化の進み具合
・心臓や脳の血管トラブルのリスク予測
【判定基準】
1.00~1.40:正常範囲
0.91~0.99:やや低下(注意)
0.90以下:血流障害の疑い:動脈硬化により足の動脈が狭窄している
0.40未満:重度の血流障害(血管の詰まりが高度で専門的治療が必要)
1.40以上:血管が硬すぎて測定困難(石灰化の可能性)
【検査を行う科学的根拠】
・信頼性が非常に高い:PAD 検出感度 80~95%
・特異度 95~100%
・ABI ≤0.90 の人は正常値の人に比べ、心血管死リスクが約 3~4 倍(大規模メタ解析より)
【ガイドラインによる推奨】
日本循環器学会・日本血管外科学会
→ リスクのある患者に 年1回~2年1回 の ABI 測定を「行うべき」と明記。
米国心臓協会/米国心臓病学会
→ 世界的に権威ある両学会も同様の頻度での検査を強く推奨し、国際的な標準検査として位置づけています。
【定期的に測るメリット】
・無症状の PAD を早期に発見:血管の詰まりによる潰瘍や壊疽、下肢切断を防止できる。
・全身の動脈硬化リスクを数値で可視化:
心筋梗塞・脳卒中の一次/二次予防策(スタチン追加/増量、血圧コントロールの厳格化など)を適切に強化。
・身体的・経済的負担が極小:造影剤・被ばくなし、保険適用、短時間で終了。
【まとめ】
ABI 検査は、足の血管だけでなく心臓や脳の未来リスクまで映し出す「動脈硬化ドック」です。
1年〜2年に1回の測定で数値の変化を追うことは、リスクのある患者さんにとって下肢切断・心筋梗塞・脳卒中を未然に防ぐ最も手軽で確かなセルフディフェンスと言えます。
シスタチンC
シスタチンCは、体のすべての細胞で安定して作られている、小さなたんぱく質の一種です。
腎臓のフィルター(糸球体)を通り尿中に排泄されるため、健康な方では血液中の濃度が一定に保たれています。
しかし、腎臓の働きが低下してくると尿中への排泄が減少し、血液中にたまりやすくなります。
そのため、血液中のシスタチンCの量を測定しeGFRを算出することで、腎機能をより正確に評価することができます。
【従来の「クレアチニン」との違い】
一般的に腎臓の機能をみるために広く使われているのは「クレアチニン」ですが、クレアチニンは筋肉の量や年齢、性別、食事の影響を受けやすいという欠点があります。
一方で、シスタチンCはそのような欠点がなく、さらに腎機能が少し落ちた段階でも異常を検出しやすい(早期変化に敏感)という特徴があります。
eGFR(推算糸球体ろ過量)をシスタチンCをもとに算出することで、従来より精密な評価が可能です。
保険診療では3ヶ月に1回の測定が認められており、健康診断などのクレアチニン検査で異常を指摘又は疑われる方に適応されます。
【まとめ】
シスタチンC検査は、腎臓の働きをより正確に把握し、病気の早期発見や治療の方針を立てるうえで非常に役立つ検査です。当院では通常の血液検査と同様に、迅速に測定が可能です。
eGFR(推算糸球体濾過量)
基準値 60以上㎖/min/1.73㎥
現在、腎臓の状態評価に用いられる世界標準の指標で、慢性腎臓病(CKD)の重症度評価を行います。
年齢、性別、クレアチニン値から算出されます。
eGFR値による慢性腎臓病(CKD)のステージ
G1:正常(eGFR ≥ 90 mL/min/1.73m²)
G2:ほぼ正常(60–89 mL/min/1.73m²)
G3a:軽度低下(45–59 mL/min/1.73m²)
G3b:中等度低下(30–44 mL/min/1.73m²)
G4:重度低下(15–29 mL/min/1.73m²)
G5:末期腎不全(eGFR < 15 mL/min/1.73m²)
